あっくん 著
(世音社)
B5判/30ページ/2023.3.20発行
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■内容■
みんなと同じものが、あっくんにはつらすぎて食べられない。
食べ物なのに耐え難い刺激を感じて、口の中に入れることや噛むこと、飲み込むことができない…
そんな感覚過敏のある当事者“あっくん”が、本人にしかわからない独特な感覚と経験を『絵』で表現しました。
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子どもの偏食は、ただの好き嫌いやわがままという問題ではない。
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近年の研究でわかってきた食の困難と感覚過敏、そして発達障害との関係。食べられないのは親のしつけや育て方のせいではないことを、わかりやすく解説した絵本ができました。
必要なのは指導ではなく、支援。他人にわかってもらうことが難しい「苦手な感覚」について、当事者への聞き取り調査の結果から理解し、困っている本人のために周りができる支援を考えます。
食べることに関する困難を抱える子ども達と、日々悩みながら子育てをしている保護者の方々にお届けするために、たくさんの人に知ってほしい!
発達障害のある人に多いと言われる「感覚過敏」についての解説もわかりやすく掲載しています。
また、あっくんのお母さんによる子育ての手記、さらに歯学博士による医学的見地からの子どもの食の困難への取り組みなども紹介しており、子ども食事に関わる方にはぜひご一読いただきたい一冊です。
なお、今回の増補改訂版では、感覚過敏の正体に迫る研究の紹介や、大人になったあっくんからのメッセージも掲載しています。